都市型ワイナリー『島之内フジマル醸造所』が誕生するまでの経緯をいくつかのPartに分けて記していく第二弾。
その後、藤丸は畑仕事に没頭していく事になります。
そして毎日汗をかき、畑仕事をする姿を見て、高井社長はワイナリーの鍵を渡し「自由に出入りして、好きなようにワイン造ったらええ」と。
(正直渡された時はビックリして、その時はいらないです(笑)と言ったぐらいです。だってカタシモさんのように伝統と規模もある会社さんですので・・・)
ただ酷い状態だった耕作放棄地を本業の合間を縫って黙々と切り拓いていく姿を見て、こいつなら、とワイナリーに入れて下さったんだと思います。
そしてワイン造りがスタートしていくのですが、自社管理畑のブドウに関しては収穫したブドウをワイナリーに託して、あとはワイナリーが醸造するタイプの委託醸造では無く、酵母の選定から発酵の管理など基本的には全て自分で決定し、自分で行いました。
ですのでワインの裏ラベルにも、”製造者”はカタシモさんなのですが、”栽培・醸造担当”は株式会社パピーユ藤丸 智史と記載させて頂いてました。
かたち的に同じ委託醸造なので少しややこしいのですが・・・。
その後、少しずつ貸して頂ける畑も増えていき、取引先の飲食店さんの有志のボランティアの方々の協力も得て、カタシモワイナリーで3年の仕込みを経て、島之内フジマル醸造所が誕生することになります・・・。
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