with Wine | 島之内フジマル醸造所
2013.03.04
噛みつく前からそのサクサクとした食感と、
中からあふれ出てくるであろうジューシーな液体が想像できてしまう、
たっぷりとした7粒のカキフライ。
平皿に白米が盛られ傍らには福神漬。
忘れかけていた何かを思い出させてくれる温かみのある構図。
しとしと雨が降る2月のある日、ウラなんばという言葉が生まれるずっと前から
存在していた老舗の洋食店「グリルしき浪」さんを訪れました。
活気のある店内カウンターに通されカキフライをオーダー。
ほとんどのお客さんはAランチを食べていましたが、
ゴロンと大きなハンバーグに堂々としたエビフライと白身フライが横たわる、
これぞ“THE洋食”といった内容でした。
一般的に洋食屋さんといいますと、寡黙で職人気質なシェフが厨房で黙々と
料理を作っているというイメージがありますが、ここは大阪のミナミ。
カウンター越しに料理人さんが立ち並び忙しなく手を動かしながらも、
笑顔でお客さんとおしゃべりしています。
熱々のカキフライをそのまま躊躇せず口中へ。
期待通りの食感に目を細めつつ、予想以上に広がる磯の香り。
ここでミュスカデかシャブリでもあれば、、いやシャンパンかな
などと妄想しつつも勢いよく白米をかきこみました。
個人的にはカキフライはポン酢でいただくのが好きなのですが、
こちらのタルタルソースはさすが老舗洋食店!な気持のいいおいしさ。
こんな幸せなやりとりが7回も可能なカキフライ(単品)とライス。
そろそろシーズン終了だとは思いますが、老舗洋食店らしさを楽しむには
Aランチ、もしくは特製ランチも食べてみたいところ。
「ちょっとごっつぉでも食べにいこか」な気分のときに。
ぜひ行ってみてください!
Dai Aramaki
グリルしき浪
大阪市中央区日本橋2-5-9
06-6631-7530
11:30~20:00(L.O.19:30)
定休日 水曜日
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