東北・岩手のワイナリー「エーデルワイン」 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユFUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

with Wine | 島之内フジマル醸造所

2011.04.26

東北・岩手のワイナリー「エーデルワイン」

今年の始め、たまたまデパートの物産展に来られていたのが、
東北・岩手のワイナリー「エーデルワイン」でした。

たくさんのワインを試飲させていただきましたが、
白ワインはリースリング・リオン種を中心に甘口からやや辛口、辛口までバリエーション豊か。
赤ワインはカベルネフラン、メルロー、キャンベルなどがあり、なかでもオーストリア原産で、
大迫町にある専用農園から収穫したツヴァイゲルトレーベから造られる赤ワインは、
コンクールでも高い評価を受ける自信作とのことでした。

花巻市大迫町とオーストリア・ベルンドルフ市は、45年を超える友好都市交流の
実績があり、またこの土地の気候風土によくあったブドウ品種なのかもしれません。

リースリング・リオンとはあまり聞きなれない品種名かもしれませんが、
三尺とリースリングを交配して造ったもので、リースリングの栽培の難しさ・収量の不安定さ
という欠点を補いつつ、リースリングらしい香りと酸を活かしたブドウです。


なるほど、北の産地を思わせる涼しげな酸味に、青リンゴのような甘酸っぱい香味。
ミュラー・トゥルガウとブレンドされて、ほんのり甘口に仕上げられた早池峰神楽ワイン白は、
パイナップルのような香りを漂わせる、優しい飲み口のワイン。試飲とはいえゴクッと
飲み干すと、なんだか親しみのある酔い心地に誘ってくれます。

酸味のハリが効いたコンツェルト赤は、中華料理や軽いお肉料理などに。
脂分をすっきり流してくれそうな、食卓向けの心強い一本。
ポラーノ・カベルネフランもタンニンが優しく、柔らかい果実味とほんのりとした
青さが特徴的。日本の食卓にもよくなじむ赤ワインだと思います。

機会があればぜひ、東北地方の郷土料理と一緒に味わってみてはいかがでしょう?
そういえば、心斎橋駅のすぐ近くに「青森・岩手・秋田」物産と観光の情報館があります。
地元でしか手に入らない特産品もたくさんあるみたいですよ~。

Dai Aramaki

 


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