with Wine | 島之内フジマル醸造所
2011.02.22
赤ワインというより、黒ワインと表現したくなるほどの濃厚な色合い。
凝縮したベリーの香り、スパイシーなニュアンス、そしてどこか野生っぽい、
猛々しさのある肉食系赤ワイン。
その希少性からなかなか手に入らない、奥出雲ワインの小公子2009が、
わずかながら入荷してまいりました。高級感漂う赤い和紙のラベルは、
何年か前に猪肉や馬肉のBBQとともにいただいたあの味わいを、
瞬時に思い起こさせてくれます。思わず生唾をごくり。。。
(*毎年春先に行われるワインパーティーでも、少しだけ試飲できるみたいです。
ぜひ行ってみてください!)
小公子とは、中央アジア・カラコルム地方を原産地とし、
自生する山葡萄を親として、日本で交配されたブドウ品種。
奥出雲葡萄園では試行錯誤を繰り返しながら、
ただ濃いだけではなく、エレガントかつ野趣あふれる赤ワインに仕上げました。
最初は色々と苦労されたそうですが、「奥出雲といえば小公子」
を目指して、頑張っておられます。今後は小公子を使ったスパークリングや
デザートワインの計画もあるとか・・。
他には栃木のココファーム、東北地方や福井県のワイナリーなどでも小公子のワインが
造られているみたいですが、広島三次ワイナリーや九州のワイナリーでも試験醸造を行い、
商品化をめざしているとか。いつの日か日本各地の小公子を飲み比べ、なんて
できる日が来るかもしれません。
島根の山あいに位置する小さなワイナリー、奥出雲葡萄園の小公子。
個性がたっぷり詰まった味わいを、ぜひお楽しみください。
もうすぐ季節は終わりですが、ジビエ料理との相性は最高だと思います!
みなさまのご来店、心よりお待ちしております。
Dai Aramaki
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