with Wine | 島之内フジマル醸造所
2011.01.08
透明感のある赤い果実の香りと、
フレッシュながらもしっかりと主張する果実味とタンニン。
酸もシュッと伸びやかな印象で、時間がたつとさらに複雑な香りを帯びてきます。
先日試飲した、
山崎ワイナリーの08ピノ・ノワール。
日本の、北海道で造られたピノ・ノワール。
一昔前なら「日本のピノ・ノワールにしては・・」という声をよく聞きましたが、
もうそんな表現をしなくても、普通にピノ・ノワールとして魅惑的な一杯だと思います。
もちろん、線の細さや酸のニュアンスに、
北海道らしさ、日本らしさは表れています。
でもそれは欠点ではなく、北海道の個性、山崎ワイナリーの個性、
と捉えていいのではないでしょうか。
ピノ・ノワールという品種はときに人を狂わせる(笑)ほどの
妖艶な魅力をもっていますので、単純に比較することは難しく、
感じ方は人それぞれだと思います。
しかし、日本のピノ・ノワールが身近に楽しめるようになったのは喜ばしいこと。
当店ではもう一種類、中央葡萄酒・千歳ワイナリーの08ピノ・ノワール
を取り扱っています。
ぜひいろいろなピノ・ノワールを飲み比べてみてください。
さらに深みにハマっていくこと、間違いありません・・。
Dai Aramaki
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