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with Wine | 島之内フジマル醸造所

2010.12.14

ヒトミワイナリーあります。

さわやかな柑橘系の香りに、塩気を感じるようなキメの細かいミネラル感。
慎ましくすっきりとした味わいで、思わず焼き魚とか煮魚が欲しくなるような、
ドライなアフターテイストが心地よい白ワイン。

ニュージーランドかボルドーの白ワインを思わせる雰囲気がありますが、実はこれ、
日本のワインなんです。それも大阪から割と近い、滋賀県は東近江市にある
ヒトミワイナリーの「無濾過上澄み・淡海(おうみ)」、ブドウ品種はなんと
シャルドネとマスカットのブレンドでした。(写真の一番右です)


しかしマスカット系の華やかな香りは抑えられていて、食中酒としてスッと寄り添う、
控えめで小気味いい美味しさ。これからの季節お鍋にもピッタリではないでしょうか。

もう一つの白ワイン「Tar tar WINE 2008 No.3」(写真の真ん中)は、
樹齢12年を経たシャルドネをフレンチオークにて発酵させ、オリと接触させながら
熟成後、樽上部の透明部分のみを補酸・濾過を行わず生詰めしたもの。
はちみつやドライフルーツに樽の香りが優しく溶け込んだ、
複雑でバランスのいい味わいに仕上がっています。

名前が「タルタル」と読めてしまうので樽のニュアンスが強いのかと思いきや、
とてもキレイな印象。根菜類の煮物や山菜、豚しゃぶ、そしてもちろん洋食にも
合わせやすそうです。ホームページの紹介文には「ホタテを軽くグリエし香り高い
ボルチーニ&バルサミコのソースを添えて食べてみたい気持ち・・」とありましたが、
想像するだけでヨダレものでしょう!

赤ワインではかわいい猫のラベルが印象的な「身土不二・竜王雪野山ベリーA 2009
がオススメです。地元で産出される原料にこだわって造ることで、新たな食運動の起点
としたいとのこと。色合いは薄く淡い印象ですが、ジワーッとあとから染みてくるような、
振り向かずにはいられない美味しさ。
こたつに入ってお鍋でもつつきながら、みんなでゆっくり楽しみたい感じです。

ほかにもご紹介したいワインがありますが、今回はこの3種類を。大阪から割と近くで、
こんなワインが造られていたなんてちょっと驚きですが、ぜひ飲んでいただきたいと
思います。数量少なめですので、気になる方はどうぞお早めに。

Dai Aramaki

 


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