with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 浅草橋店 スタッフブログ
2018.10.04
みなさんこんにちは、齋藤です。
つい先ほどですが、ニュージーランドでワイン造りに奮闘するキムラセラーズの木村滋久さんが来てくださいました!
昨年も来てくださったのですが、1年はあっという間ですね。(昨年の模様 : http://bit.ly/2O273tT)
木村さんはホテルに10年間勤務後、2004年にニュージーランドに渡りワイン醸造、ブドウ栽培学を就学。2009年にニュージーランドの最大ワイン産地、マールボロにキムラ・セラーズを設立し初ヴィンテージをリリースされたという経歴の方。
今回は2018年のソーヴィニヨン・ブラン、2017年のマルボロ・ピノ・ノワールを試飲させていただきながらお話を伺いました。
2018年は昨年同様大変厳しい年だったそうです。
雨の影響でブドウが量、質ともに難しく契約先の畑では予定の1/4しかブドウが収穫できなかったそう。
それを受けて木村さんは奔走。苦労の末ようやく他の畑からブドウを譲ってもらい醸造に漕ぎ着けたそうです。
味わいは和を感じる慎ましさと、NZらしい朗らかさが合わさったもの。
香りは昨年よりも少し控えめですが、スッキリと磨きがかかったソーヴィニヨンらしいハーブとパッションフルーツが広がります。
そして味わいもスッキリしていながら旨味がある、和出汁のような奥深さ。いろんな料理に寄り添ってくれそうな1本です。
そして17年のピノ・ノワール。
新たな試みとして野生酵母により発酵させ、亜硫酸もごく少量添加で造られたワインが40%ブレンドされています。
ブドウの出来が良かったとのことで、開けたてでしたがすぐに開いて香りが立ち上ります。
30分ほど経つと更にブラックチェリーやエキゾチックなスパイスのような濃密で、妖艶な香りが。
NZのピノといえば明るくジューシーな味わいのものも多いですが、陰影に富んだ奥深さを感じます。
この陰な感じは野生酵母で発酵させたワイン由来とのことです。
木村さんは常に新しいチャレンジをすることが好きだそうで、17年のピノもその成果。
「品種特性が引き出されたワインを造りたい」
その一心でワイン造りに取り組まれています。
「木村さんにとっての理想のワインとは?」と質問させていただいたところ
「常にゴールを探しながら取り組んでいます」とのこと。
木村さんの理想は常に変化、進化していくことを強く感じました。
木村さんのワインはもうすぐ浅草橋店に入荷予定です。
ぜひ楽しみにみなさんいらしてください!
本日はまだお席のご用意がございます。
スタッフ一同お待ちしております🎵
TEL 03-5829-819
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