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2015.07.29

木水晶子 2015年7月入社 清澄白河フジマル醸造所 醸造担当、サービススタッフ

私がワインを飲み始めたのは、25歳を過ぎてから。1杯のワインの向こう側にある無数のストーリーに魅了され、のめり込むうちに、いつしかぶどう、ワインの造られる現場に興味を持つようになりました。休みの度に近郊のぶどう畑やワイナリーに出向く私を見て、当時働いていた銀座のビストロのオーナーは言いました。「そんなに好きなら楠田さんのところに行ってみたら?」そして1週間の休暇を頂いて訪れたNZ、KUSUDA WINESで、たまたま同時期に滞在していた藤丸に出会います。

たった数日の滞在でしたが、収穫を通して楠田さんや藤丸、居合わせた多くの方々とたくさん話をして帰国。ぼんやりとした憧れでしかなかったワイン造りをライフワークにすること、そのためにNZで修業をすることを決意します。

英語もままならない状態で始まった1年3か月のNZ・マールボロ滞在。たくさんの人々に助けられて、秋はワイナリーで醸造、冬は畑で剪定、春夏は苗木屋で苗づくり、そしてまた醸造を経験(SUMMER HOUSE等)。その後縁あって北米に移り、オレゴン州(LEMELSON VINEYARDS)、カナダ・オンタリオ州(SOUTHBROOK VINEYARDS)ではオーガニック/バイオダイナミクス/サスティナブルのワイン造りにも触れることができました。

翌年、再度NZマールボロで醸造に携わっていたところに、藤丸から1本のメールが入ります。東京にもワイナリーを作る、一緒にやってみないか、と。

飲み手として大好きだった日本ワイン。でもまだまだ素人同然の私に何ができるのか、と葛藤が続きました。正直言えば、まだ自信はありません。それでも、畑と飲み手を繋ぐ立場として、ワインの魅力を一人でも多くの人と分かち合うことができれば、という思いでいまここにいます。

迷惑をかけっぱなしになってしまったのに「きみちゃんの人生だから」と送り出してくれた前職のオーナー夫妻。修行先や訪問先で惜しみなく知識を共有してくれたワインメーカー達。日本で、世界で気遣ってくれる家族や友人・・・皆様の縁に支えられて、清澄白河での初めての1年が過ぎようとしています。迷ってばかりの私ですが、頑張って、飲んで楽しいワインを造っていければと思っています。よろしくお願いします。

 


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