with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 東心斎橋店 スタッフブログ
2015.01.28
僕の生まれた広島はワインよりも日本酒が盛んでした。ワインは飲むどころか、見たこともありませんでした。
20代前半、南青山のフランス料理店のサービスマンになりました。朝から夜中まで仕事に追われ、その頃はワインというのは沢山ある仕事の1つでしかありませんでした。レストランで先に覚えなければ行けないのは料理の名前、歴史、調理法です。お客様とワインの話をできるようになるのは、何年も経ってからのことです。
ソムリエの資格を持っているのが当たり前という世界ですので、必然的にワインの勉強を始めます。世界中のワイン生産地を覚えていくと、次第に興味が湧いてきました。世界地図とワインリストを交互に眺めながら、あれも飲んでみたい、これも飲んでみたいという気持ちが強くなりました。
ある日、お客様が残して置いてくださったシャトーラトゥールを飲みました。その時、これだ!と思いました。ワインのパワーに圧倒され、感動しました。それと同時に、もっともっと勉強してからまたこのワインを飲みたい。そう思い、ソムリエの資格をとりました。
その後、赤坂のビストロで働きながらソムリエコンクールに出場したり、オーストラリアワインの大使をさせていただく機会にも恵まれ、ワイン仲間がどんどん増えていきました。10代の頃には見たこともなかったワインですが、気がつけば自分にとって欠かすことのできない大切なものになっていました。
縁あってパピーユの存在を知り、ブログを読み、共感する部分が多く、自分が働く次のステージとして業務卸の東京営業として入社しました。毎日色んな方々に会う中で、一人ずつ一人ずつ、パピーユという会社についてお話させていただいています。ワイン業界のために、私たちのやりたいこと、やるべきこと、熱い想いを一人でも多くの方に伝えること。それが仕事だと思っています。
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