with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 東心斎橋店 スタッフブログ
2014.04.01
元うどん店の店主からワインショップへの転職。
それは転向でも飛躍でもなく、極めて自然な選択でした。
これまで僕にとってワインを扱う仕事は視界の中にはあるものの、海峡の向こうの緑色の灯火のように遠くにあるものでした。しかしそれが柔らかな万力で締め上げられるみたいにゆっくりとゆっくりと近づき、手を伸ばせば届く距離まできたとき、それを掴むことになんの躊躇もありませんでした。
極めて日常的な食べ物としてのうどん。その日常性の高さ、あるいは個人で営む事業性において出来得ること、反対に出来得ない又は出来難いこと、社会に属したなかでより社会から必要とされることへの渇望、感じ、考え、見つめながら、日々の営業を行っていましたが、ある時、事業の岐路に立たされ、一度フラットな状態で自身の進む道を考えなおすチャンスに恵まれました。そこでいくつかの選択肢がある中、友人に相談しながら頭の中で浮かんでいた言葉、それがワインショップフジマルのブログに書かれていた、
「話飲(ワイン)」
家族と、友人と、仲間と一緒に飲んでこそ楽しいのがワイン。
食卓を囲み、一口でもワインを飲み、気に入ってもいらなくても感想を言ってみる。
それだけでも会話が変わるはず。
というものでした。
人と人を繋ぐ力がり、日常を彩る「ワイン」というものにまつわる仕事がしたい、「ワイン」を造りたい、そう思い入社を志願しました。
現在はぶどう栽培・ワイン醸造、業務店様向け配送センターに従事し、生産者として、またサプライヤーとして飲食業界を支えるべく日々駆け巡っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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