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2011.04.05

Domaine des Papilles②

私の仕事はワイン屋さん。

ワインを多くの人に飲んでもらうのが仕事。

その為には、舶来のものだったワインをもっと身近に感じてもらわないといけない。

そして、ただのアルコールではなく、
ワインが持つ独特の個性を知ってもらい、
人生を楽しむためのツールとして生活に浸透させたい。

ワインを消費するだけの国から
ワインを生産する国へと変貌を遂げようとしている日本。

この違いは恐ろしく大きい。

ただの嗜好品だったものから文化が生まれようとしているのです。

続きはこちら↓


修行時代、いろんな産地を訪問し、
たくさんのワインメーカーに会いました。

そして、素晴らしいワインに出会い、感動し、
そんなワインを造っている国を羨ましく思っていました。

なぜなら圧倒的に飲み手のワインへのスタンスが違うからです。
みな地元のワインを愛し、
パブやバールの見知らぬお客さんたちがワインを勉強しているというと
あれも飲め、これも飲めと自分が飲んでるグラスを差し出してくる。

日常の食文化に深く根差し、
当たり前のようにワインが消費される。

そこには酔うため、というよりは食と人とを繋いだり
人と人とを繋ぐ潤滑油のような役目があり
この人たちにとってワインは必要不可欠なものなのだ。

じゃあ、どうやったら日本でワインが日常になるんだろう?

逆に考えるとなぜ日本ではまだまだ日常にならないのか?

ひとつは値段とアルコール度数、味わいにあると思う。
やはりまだまだ高いし、安いものは難があることも少なくない。
度数が8%ぐらいの食事の邪魔をしない、軽やかで飲みやすく、
そして、価格も安いものがもっと増えないといけないと思う。
(去年のキュベ・パピーユのテーマでもありました。)

もうひとつはワインは難しい、という思い込み。
確かに外国語ばかりならんだ呪文のようなラベルは近寄りがたい。
海外のものばかりでどうやって造られているかもわからず
品種もたくさんあって分かりづらい。

でも、どうだろう?
ビールの造り方や日本酒の米の種類を知っている人がどれだけいるだろうか?

別にワインの造り方や品種なんか知らなくてもワインは楽しめるのだ。

結局はこの『海外から』というのが敷居を上げているのではないだろうか。

想像してみてください。

もし、自分の街にワイナリーがあったら。。。

ってあるじゃないですか、大阪にも!

続く。。。


新しい畑の下の方にはため池があるのですが、
まだほとんど見えてませんね。


3週間ぐらいでこれぐらいまではもってきました。

最初はこんな感じだったのが

スタートから3週間で


切って切ってなぎ倒してなぎ倒して撤去して撤去して
こんな感じになりました。

そして、地肌が見えてきて判明した深刻な問題が。

この畑、真ん中部分がかなり崩れていて形をなしていません。
ただの斜面どころか地滑りのような感じになってしまっていました。

石垣を組みなおすとか
何か手を打たないと土が流れ続けてしまうのです。

ここで高井社長が一言。
あ、こりゃ間に合わんなぁ、と(笑)


池の方からみた感じ。
ここまでを1ヶ月で。

そして、ここで大問題。
植樹まであと3週間強の段階で私は1週間NZへ(笑)

ピーンチ!

 


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