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2009.07.01

Chahut et Prodiges(ショウエプロディジュ)

インポーターさん、資料より。

Domaine Chahut et Prodiges(ショウエプロディジュ)
ロワールに又、新たな醸造家登場!!
久しぶりにロワール地方の新人紹介です。2007年から始めた1970年生まれ38歳。 その名はグレゴリー・ルクレール氏。ロワールの中心Toursで生まれ、父は風景画家、母は会計士と、農業とはかけ離れた家庭に生まれました。 パリで長い間ワイン関係のジャーナリストとして働き、ワインが好きでボルドーでCavistとしてワインの商いの世界に入る。しかしそれは長く続かなかった。 何故なら憧れのボルドーでワインの仕事をしても、客様の選ぶワインは味よりも銘柄、毎日飲むワインよりセラーに並べる値段の高い見栄えの良いワインばかり。 色々悩んだけど、やはり自分でワインを作ろう!と故郷の近くのアンボワーズの醸造学校に入学し、1から農業を勉強しました。ちなみにこの学校はあのクリスチャン・ショサール氏、Thierry Puzelat氏等、沢山の優良醸造家を卒業させております。 周りは高校を出たばかりの若者に混じっての勉強は、パリでの第一線のマスコミ風情とは違い、新たな気持ちになり、ボルドーのようなスノービックな目線でのワイン感とは関係のない目線でワインに再度取り組むことが出来るようになったのです。 学校を卒業後、その学校の近くの村、Chargeという所でラッキーにも畑を借りる事が出来たのが2006年。M.Jean-Francois MANGNEANT氏の持ち畑の中たった1haだけですが、そこのGamayを自分1人だけで作ったワイン、2005年まで無農薬でなかった畑なので色んな苦労はあったけど、そのたった1haから作ったワインを飲んで、「これなら続けていける」と確信をしました。そして2007年から本格的に銀行の融資を受け、Jean-Francoisに頼んで彼の畑、6.5haを借り2007年から会社を立ち上げ、本格的に醸造家としての道を歩む事になりました。そのJean-Francois氏はグレゴリーに畑を貸したので、ワイン作りは辞め、その彼の醸造所をグレゴリクーに売りました。最終的に彼の畑は以下の通りです。 赤 ガメイ 1.5ha強 グロロー 1ha強 コー 1.5ha 白 シュナン・ブラン 1ha強 ソーヴィニヨン・ブラン 1ha強 さてこのDomaineの名前ですが、こういう単語はありません。どういう意味か聞いたら、これは仏蘭西人が大好きなAnagrame。それはつづりを変える遊びですが、Bois Lucasにいたパスカルも独立して作ったDomaine名は奥様とパスカルの名前からLes Capriadesとしました。グレゴリーのも同じでその元の名前を聞いたら、今までニコニコしていた顔が急に真面目になり「とても大切な人でした」と・・。「まあじゃあ彼女ね」と聞いたら「いいえ、その方はもう亡くなっております。名前は秘密です」と言われました。とっても素敵な方なのでしょう。そういうロマンティクな一面を備えたグレゴリー、出来上がったワインも彼のお人柄が出ております。 (2009.6.24訪問5回目)

 


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