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2007.08.13

ジェラール・シュレール

2003年10月、私は友人と共にアルザスを訪れました。
皆さんもご存知の通り、03年は猛暑の年。
シュレールと親しい友人と訪問したので
あわよくば収穫のお手伝いができたらなんて思っていましたが
完全に収穫は終わっていました。(SGN,VTは除く)

シュレールの畑から見えた
アルザスのなだらかな丘が連なる自然豊かな風景は
今でも心に深く残っています。


この当時、私は2ヶ月超のヨーロッパ放浪中だったのですが
知人の結婚式に出席して飲んだくれたり(しかも2回)
現地の友人達と飲んだくれたり
生産者を訪問しては飲んだくれたりと
かなり危険な生活をしていました。

で、やはりそのツケはしっかりやってきました。
しかも、アルザスに向かう列車の中で。。。

前日、友人宅で遅くまで飲んでたのに
早朝から出発。

うん?なんか調子が変。
でも、まあ身体が重いのは二日酔いの日はいつもなので
夕方には治るだろうと列車へ。

あれ?関節が痛い、身体が熱い、頭痛に吐き気。
この症状は。。。

実は私、1年に1度ぐらい高熱を出します。
恥ずかしながら中年になった今でも治りません。
ただ、バファリン飲んで寝れば1日で治る程度のものです。
でも、この日パリからの1泊旅行。
薬なんていらないや、とパリに置いてきてしまってました。

そうなると話は別で
恐ろしくしんどくなってきました。
ヤ、ヤバイ!この旅行の目玉でもあるシュレール訪問。
なのにこんな体調では。。。

本当に残念なことに
そのしんどさはシュレール到着時にピークを迎え
私はそのままダウンしてしまいました。

はぁ、なにしに来たんだろう???

39度近い熱にうなされながら
ベッドでのびていたら
ジェラール(おじいちゃん)の奥さん、
つまり現醸造家のブルーノのお母さんがハーブティを持ってきてくれました。
「この自家製のハーブティは風邪に良く効くのよ」と。
なんて優しいお母さんなんだ!
こんな自業自得のばか者を心配して薬効のあるハーブティを淹れてくれるなんて。
大好きなシュレールのワインがもっと好きになったことは言うまでもありません。

それから数十分後、
汗が滝のように流れ出し、トイレも何度も行きました。
自分でも初めてなぐらいの効きっぷりでびっくりしました。
その後、おかわりを頂き、眠りに着きました。
友人達は階下で宴会中でしたが。。。

翌朝、恐ろしいほどすっきりとした目覚めを迎え
ベランダから見た早朝のアルザスの景色は
充分にアルザスワインの特徴と合致するものでした。

完全復活を果たし
残り少ない時間ながらワイナリーと畑を巡り
しばしブルーノと雑談。
ヨーロッパのあとはオーストラリアに行くことを話すと
英語もいいけどフランス語も勉強してまた遊びにおいで、と。
それ以来行けていませんが
来年は必ず。。。

そうそう、あまりに効果抜群だったハーブティはカモミール主体だったらしい。
もちろん農薬など使っていない裏庭で栽培しているものだったんだけど
あの効き目はいったい!?(ビオだから?笑)

私がシュレールを飲むとき
いつも思い出すのは、
あのアルザスの景色とシュレール一家の人柄。
ピノノワールばかりが注目されるが
リースリングをはじめとした白ワインもかなりの高レベル。
飲んだことがない方は、一度はお試しあれ。

希少なピノノワール シャン・デ・ロワゾー。
こんな写真なのはもう売り切れたから。(すいません。)

コメント

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あれ、僕の分は?

2007年8月14日11:57 AM |  ユハラフ


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飲ませろ!こら!

2007年8月17日4:34 AM |  nadja1963


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ヤッ、ヤクザが2人も。。。
お2人とも自分も持ってるくせに・・・

2007年8月17日2:50 PM |  wine-fujimaru


 


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