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2024.01.10

・New release 4・

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🌈島之内フジマル醸造所からニューリリースワイン4種のお知らせです!

第4段は…

《ピノノワール2022》

原料 ピノノワール(北海道産 100%)
タイプ 赤
内容量:750 ml アルコール分:11%
総酸度:7.2 g/L 総亜硫酸:15.8 ppm 遊離亜硫酸:2.6 ppm
製造者:株式会社パピーユ 製造場:島之内フジマル醸造所
価格 ¥4,950(税込)

●余市のブドウ
コロナの影響は思いがけないところで、私たちに貴重な機会を与えてくれました。
ワインの減産によりブドウ出荷量に余裕ができたということで、大阪に北海道余市のブドウたちがやってきたのです。
私たちは基本的に大阪のブドウをつかって大阪でワインをつくることを大切にしていますが、やはり全く違うエリアで育ったブドウや普段触ることのない品種を扱うことができるのは勉強になるし、何よりも楽しい!
ワイナリー新設ラッシュの続く北海道のブドウが今後も大阪に入ってくることは難しそうですので、ぜひこの機会に島之内フジマル醸造所で北海道のブドウを醸したワインをお試しください。
●高品質なピノノワール
黒葡萄の代表品種であり、繊細で栽培のハードルが高いといわれるピノノワール。
実はフジマルの畑にも 10 本だけピノノワールが育っていますが、大阪の気候ではとにかく手がかかって難しい!
一方、ワイナリーにドンっと届いた2t 弱の余市産ピノノワール。
この量のピノノワールを実際に扱うのが初めての醸造長・田中は、まず感動。
しっかりと酸を残しながら十分に熟していて、味見をした瞬間、「これはとても良いぶどうだ」と、ワイン用ブドウ産地としての北海道・余市という土地の素晴らしさを実感しました。
さてこのピノノワール、どうやって美味しいワインにしようか。責任重大です。
●クリーンで瓶熟も楽しみなワインに
ワインつくりの方向性としてはフジマルらしさを入れつつ、いつもよりクリーンで瓶熟も視野に入れたようなつくりを目指しました。
野生酵母による自然発酵を基本として、醸し中は積極的に酸素を取り入れながらしっかり抽出するような仕込みを行いました。
というのも、余市の土壌は火山岩をベースとして黒ぼく土に覆われた土壌が多いと聞いていたので、ピノノワールから繊細さより野性味を引き出してスモーキーで少しカッチリとした味わいを目指すのが良いかなと考えたからです。
プレス後は液体移動も澱引きもいつも以上に繊細かつクリーンに行い、熟成にも耐えうるようにボトリング前には亜硫酸塩を添加しています。
余市のブドウ畑に思いを馳せながら、大阪で心を込めて作ったピノノワールをぜひお試しください。

【テクニカルノート】
除梗破砕の後、樹脂の開放タンクで 2 週間自然発酵。
発酵中盤までは毎日1~2回強めにピジャージュを行い、発酵終盤はルモンタージュをして完全発酵直前でプレス。
フリーランとプレス果汁は分けずに
合わせて発酵完了したのを確認した後、2 年目のフレンチオーク樽とステンレスタンクへ澱引きしてそれぞれ 9 ヶ月熟成(木樽熟成の方には亜硫酸塩を 40ppm 添加。)
ボトリング前日に木樽熟成とステンレスタンク熟成をほぼ1:1の割合でアッサンブラージュし、亜硫酸塩を 50ppm 添加して瓶詰。
液体の移動はなるべく空気を含まないようにタンクに炭酸ガスを貯めた状
態で優しくゆっくり行いました。

フジマルオンラインショップでもご購入頂けます
https://www.wineshopfujimaru.com/smp/item/2023121503.html
をご利用下さいませ🫱

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