私達が考える都市型ワイナリー併設のレストランには無くてはならない存在。
『もっと多くの人が”日常的”にワインを楽しむようになって欲しい』という願いには『価格』も重要でした。
実は生樽ワインが生まれるヒントになったのは、藤丸が出席した同窓会だったんです。
当時30代後半で、同級生のほとんどは、月の限られたお小遣いをやりくりして飲み会に参加していました。
気軽に飲めるのは1杯500円前後のビールやサワー。
会がすすんでいき、『じゃあ次のお酒は皆んなでワインでもどう?』と声をかけると、
『え〜。ワインは値段も高いし、何か飲みづらいからやめとくー。』と・・・。
確かにワインの値段はグラスでも1000円前後
理由は沢山あるので他のお酒と単純な比較にはなりませんが高いと言われるのも理解できます。
この日がキッカケでなんとかビールと同価格で出せるワインを造れないかと模索し始めたんです。
そうして考え八尾の鉄工所に依頼して作ってもらったのが21リットルのステンレスタンクのサーバーでした。
初期投資は必要ですが、半永久的に使えますし、1樽につきワイン瓶なら28本を削減できる、コルクなどの栓も要らない、ラベルも要らない、こうしたお客様のお口には入らない物を極力カットして、中身のワイン代だけお支払い頂く形で価格を抑える事に成功しました。
味わいもフレッシュで爽やかで飲みやすく、スルスル飲めるのも特徴で、価格を抑えただけではなく、飲み心地の面からみても、生ビールやサワーのポジションに食い込めるワインとなりました。
結果、ゴミの量も減らせたし創業から10年以上変わらず皆様にも可愛がって頂いてる、私達にとっても大切なワインとなりました。
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