〜島之内フジマル醸造所設立の経緯 part3〜 | FUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユFUJIMARU WINE SHOP | 株式会社パピーユ

with Wine | 島之内フジマル醸造所

2023.07.03

〜島之内フジマル醸造所設立の経緯 part3〜

〜島之内フジマル醸造所設立の経緯 part3〜
 
都市型ワイナリー『島之内フジマル醸造所』が誕生するまでの経緯をいくつかのPartに分けて記していく第3弾。
 
当時のスタッフやボランティアの方々、そして高井社長のお力添えのおかげで、農家さんからの信頼も少しずつ得れるようになり、当初10a程だった畑は3年で1.5haほどに拡大していきました。
もう生産量的にカタシモさんに委託醸造をお願いするのには限界がありましたし、今後も畑を借りていけるようにする為にも自社ワイナリーの設立に向けて動きだす事になりました。
 
まずワイナリーは、畑の横にあるのが一般的です。
私達も最初は“柏原で”と考えていました。
でも、柏原はベッドタウンとしての宅地化が進み、土地代も決して安くない。
それに加えワイナリーの建設には、頑丈な建物、ぶどうを搾るプレス機などの設備を合わせ、相当なお金が必要でした。
 
ただ私達には限られた予算しか無かったのです(笑)
何とか初期投資を抑えれないかと考え辿り着いたのが『賃貸物件』を用いたワイナリーでした。
ただ、なかなか柏原には見合った物件が無く、物件探しは難航しました。
 
そこで改めて、ワインを醸造するために、本当に必要な条件を考え直すことにしました。
出た答えは・・・
「良質なぶどうを手に入れること」
ただそれだけでした。
 
ワインの醸造には水を使わないので(タンクを洗ったりには使いますが)水質の良い土地でなくても良い。
それならば、都市部でも良いのではないだろうか?(もちろんワイナリーが畑の横にあるメリットは沢山ありますよ!)
 
そもそもブドウの収穫は1年で限られた期間だし、海外では、畑からぶどうを運ぶのに1時間以上かかるワイナリーなんていうのも珍しくありません。
そこで、柏原から1時間以内の場所を地図上でぐるっと囲むと、大阪市内が丸々候補地に。
 
さらに大阪市内の方が古い工場や倉庫が賃貸に出ている物件数が圧倒的に多かったんです!
そして都市部ならば交通網が発達しているので、ぶどうや物資の輸送もしやすく、お客様も訪れやすい。
 
そんな逆転の発想からたどり着いたのが、大阪市内のど真ん中、松屋町駅にほど近いオフィスビルの一画の、もとはセメント屋さんとして使われていた物件だったのです。
 
part4に続く
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Related article

カテゴリ

アーカイブ

▲ TOP

▲ TOP