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2015.10.24

デュジャック

ここにまともにワインのことを書くのはいつぶりだろう。。。

ご無沙汰しています、藤丸です。

島之内、清澄の新酒も発売となり
ひとまずワイン造りの仕事も峠を越えました。

ここからはひたすらボトリング地獄ですが。
機械のない私たちのワイナリーでは打栓はすべて手作業ですから
年間何万本と王冠を打ち続けないといけません。

ただ、これがなかなか楽しくない。
私が一番苦手な単純作業だからです。

もうひたすら感情を抑制し、
精密機器のごとく栓を打ち続けます。
もう5分もすれば飽きてきますが、
ここで失敗すると全品回収になったり
一年の苦労がすべて無駄になります。
あとは集中力との勝負。。。
なんせ多い時は10時間も打栓し続けるのですから。

ワイン造りは本当に集中力も持続力も求められる仕事だなぁとつくづく思います。

ただ、一通り仕込みが終わると剪定まではオフシーズン。
造り手達は一斉にワイナリーから逃げ出します(笑)
私の場合はその間がショップの仕入れや出張に充てる時間となります。

そういえば、昨シーズンは最後のプレスから5時間後の飛行機に飛び乗って
ブルゴーニュの凄い造り手を回ってきました。
というよりラック(インポーター)さんの後ろに乗せてもらってただけですが(笑)

そのご縁で仕入れたワインもうちのセラーに入り一年経ち
グッと落ち着きを増してきました。

その中でも、こないだとあるワインバーで飲んで雰囲気が変わったなーと思ったのが
デュジャックの11年ヴィンテージ。

ビオディナミであるかどうかはいいとして
この造り手、若いうちは本当にその価格の価値がわかりづらい。
ただ、若いのを試験的に飲むと感じるのが
若いかどうかよりコンディションの方が
この造り手の場合は味に与える影響が大きいような気がするのです。

要はとっても繊細なワインということですよね。

その店で飲んだのは村名クラスの11年でしたが
しっかりと落ち着きがあり、均整な美しさがすでに出ていました。

グランクリュが少しだけ残っています。
届いた後は一か月ぐらいは置いてから飲んでほしいなと思います。

購入はこちら
●シャルムシャンベルタン2011年

●シャルムシャンベルタン2012年

●ジュヴレシャンベルタン1erオーコンボット2011年

●クロドラロッシュ2011年


こんなのも実験的にありました。


古いのもブラインドで開けてもらいましたが
全く当たらず・・・

 


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