with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 東心斎橋店 スタッフブログ
2008.12.13
今年、私はとても不思議な体験をしました。
もうこの世に何本も残っていないKUSUDA ピノノワール02。
このブログでは何度も出てきていますが、私自身の人生を変えたワインです。
幸運にも何人かでこのワインを飲む機会があり、
そのメンバーの中には私以上にそのワインに関係している方がいました。
開けたては非常に大人しくて、堅い雰囲気でした。
その日はKUSUDA06や03といった親しみやすいヴィンテージを先に飲んでいたので
私とその方以外は怪訝そうな顔をしていました。
《これ、そこまで言うほど美味しいですか?》とみんなの顔に書いていました(笑)
私とその方は顔を見合わせ、うなずいただけで無言でした。
そこからです。
私たちはほとんど言葉を交わしていないのですが、
お互いの考えていることがはっきりと伝わってきたのです。
「まだ開いてないね」
「ちょっとゆっくり置いておこうか」
「少し開いてきたけど、まだまだやね」
「あっ、変わってきた」
「お~、出てきた出てきた」
「凄いね」
「凄いね」
「あなたは飲む機会が少ないだろうからもう少し飲みなよ」
「遠慮なくいただきます」
みたいなことが口に運ぶペースやグラスに注ぐペースやお互いの表情などで
完全に読み取れたのです。
その合間には、
「よく頑張ってるね」
「まだあれから3年かぁ」
「来てくれてありがとう」
とか色んなメッセージを私は感じました。
もちろん、後で「こうでしたよね?」とか確認を取ったわけではないのですが
お互いに最後に一言、
「言葉は要らないですね」と。
傍からみれば、無言でうなずきながらワイン飲んでるだけなんですが、
言葉じゃない何かで通じ合ったように感じたのです。
ワインって本当に不思議な飲み物だと思います。
もちろん興味のない方からすると何を気持ち悪いこと言ってるねんと言われるでしょうけどね。
空が広いなぁ。。。
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う~ん、素晴らしい。
まさにそれ以外に「言葉は要らない」経験やと思います・・・。
来年・・・行きたいなぁ・・・。
2008年12月14日5:06 AM | le-caneton
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毎度です。
ぜひ行きましょう!
っていうか、もう先方には伝えてありますけど?
2008年12月14日1:57 PM | wine-fujimaru
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