with Wine | 島之内フジマル醸造所
2011.07.13
大阪はワイン産地?
山梨や北海道に比べると、まだまだ知名度は低いかもしれません。
しかし柏原、羽曳野、太子いわゆる南河内と呼ばれる一帯では、
100年以上も前からブドウ栽培が盛んでした。
(大正時代には山梨を抜いて全国一位だったとか!)
現在は都市化や農業従事者の高齢化に伴い、規模は縮小しましたが、
5つのワイナリーがそのエリアに集中しています。
電車で大阪中心部より40分足らず。
バスや車ならば南河内のワイナリーを効率よく回ることができます。
しかし小規模ワイナリーなどは訪問・見学もなかなか難しく、ルート案内や産地を
あげてのPRも少なく、近いようで遠かったワイン産地・大阪。
今回、そんなワイン産地・大阪をもっと身近に感じていただこうと思い、
ミッシェル・ヴァン・ジャポネさん、マツケン食堂さん、
そして3つのワイナリーさんにご協力をいただいて、
ワインツーリズム大阪2011
を企画いたしました。
当日は雨の予想?を裏切って、カンカン照りの真夏日に。
午前9時に大阪駅を出発、たこシャンで乾杯して高速道に入り、
10時前には最初の目的地飛鳥ワインに到着しました。
日焼けした、精悍なイメージの仲村さんに案内してもらい早速ブドウ畑へ。
まだツアーは始まったばかりですが、吹き出る汗にタオルも手放せず、整然と並ぶ
ブドウ樹にホッと癒される思い。垣根仕立てでの甲州は正直成功していない、
などなどブドウ栽培の難しさを伺いながら、涼を求めてもっとも高台にあるブドウ畑へ。
すると、なんとそこには大きなピザ窯が備え付けられていました。
畑を下りてワイナリーに戻り、一息ついていよいよテイスティングへ。
ほんのりとした甘みを感じさせるデラウェアが、疲れた身体に優しく染みわたります。
絶妙の笑いの間合いと、屈託のない笑顔をみせてくれる飛鳥ワインスタッフさんと、
人懐っこく穏やかな印象の仲村社長の人柄が、そのままワインに表れているようでした。
溌剌とした果実味に富んだシャルドネに、ギュッと旨みが詰まったメルロー。
大阪からすぐ来れるこんなところに、美味しいワインはたくさんありました。
シャルドネはとくにおでんと一緒に楽しんでほしいとか。なるほど、キューッと
心まで温まりそうな味わいです。
試験栽培中のブドウは、昔ながらの圧搾機で搾ります。
いろいろ新しい試みもされており、これからが楽しみ。
さて、たっぷりと楽しませていただいた飛鳥ワインを後にして、バスが待つ駅前へと
戻りましたが、なんと仲村社長も飛び入りでワインツーリズムに参加されることに(笑)
このフットワークの軽さ、ノリのよさも、飛鳥ワインの味わいに
反映されてるのかもしれません。
しばしバス車内で休憩し、次の目的地ひめひこワイナリーへ。
ここはワイナリーというより、あくまでゴルフ場だとか。。
お腹も空いてきましたし、楽しみです!
次回「ひめひこワイナリー編」に続きます。
なるべく早く書き上げます!どうぞお楽しみに~。
Dai Aramaki
コメントを残す