with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 浅草橋店 スタッフブログ
2015.05.06
東京から桜前線とともに福島へ訪問してきました。
ということで桜の花がきれいに咲き始めた福島、それなのに・・・あいにくの雨(というより台風?)でした。
福島ではここ東日本大震災以降、風評被害など色々ありますが、逆にそんな現状だからこそ活気づけよう!盛り上げよう!という気運が高まっている。
ワインに関しても色々と新しいことが始まりつつある。
なんていう話を耳にしましたので、行ってみようと思い立ったわけです。
今回訪ねてきたのは二本松市にあるふくしま農家の夢ワイン。
地元の農家の方たちに呼びかけて、それぞれにブドウを栽培しそれをワインにするという、地域を巻き込んでのワインプロジェクトなのです。
ワイナリーで働いている方たちも今も農業をする傍らでワイン造りりを行っている方がほとんどでした。
現在はブドウの収穫量が多くはないため、地元のリンゴ農家さんのリンゴで造るシードルが生産量の大半を占めています。
若い人たちのパワーに後押しをされ、引退された方たちも負けていられないと立ち上がる。
ワイナリーのような場所があれば誰かが集まってくる。そんな地元の憩いの場所になればいいと。
ブドウの栽培からワイン造りまで、協力してくれる農家さんたちに参加してもらいながら少しずつ生産量を増やしてもっと地元を盛り上げていきたいと話してくれました。
実際に今福島ではワイナリーが少しずつ増えてきているようで、福島を盛り上げようという動きの中で、若い人も広く関心を持っているワインが注目されているのは本当のようです。
福島の野菜。風評も色々あるようですが、実際にそこで生活をしている方たちはしっかりとした検査を受けて安全性を確認しています。
私が訪問した場所では実際に規定を超えることはほぼないのだそう。それでも有機野菜や健康食品として売り出していたものなどはそれをうたうことはなかなか難しく、産地を県外のものに変えることもあるそうです。
色々な規制もあるようですが、それを吹き飛ばすような福島の人たちの盛り上がりを見るとこれからが本当に楽しみです!
Haruka SAKUMA
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