with Wine | ワインショップ&ダイナー FUJIMARU 浅草橋店 スタッフブログ
2014.09.23
初冠雪の便りオもちらほら、朝晩寒いですね~。
今日ご紹介する佐渡第二弾も、寒い寒い地から生まれた逸品です。
へんじんもっこ
名前を聞くだけでインパクトありますよね。
へんじん=変人
もっこ=方言で”頑固者”の意味
だそうです。
こだわりぬいた製法で、日本で初めて生タイプのサラミを誕生させた
一人の”もっこおやじ”渡辺慎一さんのお話。
30数年前、ヨーロッパで食べた白カビサラミにいたく感動、
そのころ継いだ家業の肉屋の行く末に悩んでいた渡辺青年は
「俺も日本でこんなサラミを作りたい!」
と一念発起。
しかし、当時は今の様に情報ツールも乏しく、頼りとなる書物もない。
結果独学でやるしかなく悪戦苦闘の日々。
語学や伝手があるわけでもなく勉強の為、訪独するも門前払い。
また、当時の食品衛生法の違いもあり
生タイプのサラミを世に送り出すことは非常に難しかった。
そんな中試行錯誤の末になんとか完成にいたった白カビサラミを「貴腐サラミ」と名付け、
1999年にオランダのコンテストに出品し、金賞を受賞。
そこから快進撃が始まる。
念願の製造免許も取得し、食品衛生法の改正も伴って今では当店でも人気の
「たまとろサラミ」やパテ、ペースト、ソーセージ、ハム、ベーコンなど20種以上に及ぶ製品を
8人の精鋭スタッフと本場ドイツで修業し国家資格セゲレ(職人)を持つ長男を工場長にし製造。
変人もっこはその後も進化を続け、ヨーロッパ各国のコンクールで輝かしい成績を残している。
そんなへんじんもっこの人気商品
「たまとろサラミ」
乳酸菌で発酵熟成させた、乾燥・燻製していないとても柔らかな生タイプのサラミ。
サラミは固めというイメージを覆す名の通りトロリとした食感と
独特のまろやかな酸味が特徴です。
浅草橋では薄目にスライスしてご提供していますが、
パンに挟んだり、玉ねぎやチーズとも相性がいいのでサラダやパスタにも活用できます。
「物事を愚直にやり続けること。後は運と愛嬌だけ」
ちょっとこわもての顔をほころばせて、今日も頑固おやじは佐渡の地で美味しいサラミを作り続けています。
(有)へんじんもっこ
〒952-0115 新潟県佐渡市新穂北方548番地
TEL:0259-22-2204 FAX:0259-22-2448
http://www.rakuten.ne.jp/gold/mokko/
コメントを残す